特定健診・特定保健指導
JR健保では、定期的にご自身の健康状態をチェックし、健康の維持増進に役立てていただくことを目的に、加入者の皆様に各種健診、保健指導のご案内を行っております。
「特定健診・特定保健指導」はメタボリックシンドロームに着目した「健診」によって生活習慣病のリスクを早期に発見し、その内容を踏まえて運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すための「特定保健指導」を行うことで生活習慣病の予防・改善に繋げるものです。
平成20年度から「特定健診・特定保健指導」の実施が法律で義務付けられ、実施に関しては6年を1期として計画を策定・公表することが定められています。
令和6年度から第四期となることから、JR健保でも第四期実施計画を策定しましたので、引き続き加入者の皆様の健康の維持増進を目指し計画に沿って実施します。
JR健保の実施計画(令和6年度~11年度)はこちらをご覧ください。
→第四期特定健康診査等実施計画
特定健診閉じる
日本人の死因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40~74歳を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診を行います。(厚生労働省ホームページより抜粋)
対象者
年度末年齢40歳以上の加入者の方全員
受診方法
被保険者
お勤めの会社の定期健診又は人間ドック
被扶養配偶者・任意継続被保険者
人間ドック(※)、ご家族向け特定健診・ご家族向け特定健診(乳がん・子宮頸がん検診付)、又は特定健診(集合契約B)
- ※ 被扶養配偶者の方は、年度末年齢35歳以上3歳毎の年齢に該当する方(35歳、38歳、41歳…)が対象です。ただし、所属会社(事業主)により異なる場合があります。
検査内容
検査項目 | 内容 / 分かること |
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問診 | 自覚症状や病歴、生活習慣についてうかがい、健康状態を判断します。 |
身体測定 | 身長・体重・腹囲を測り、肥満度を測ります。 |
診察 | 視診・聴診・触診などを行い、からだの状態を外側から探ります。 |
尿検査 | 尿に含まれる糖やたん白などの量から、病気の有無を調べます。 腎臓や膀胱などの病気や異常を発見する手がかりとなります。 |
血液検査 | 腕から採血し、成分の形・量などを分析し、数十種類の検査を行います。 糖尿病・脂質異常症・貧血・腎臓疾患などを調べます。 |
血圧測定 | 高血圧の場合は、動脈硬化など生活習慣病の原因となります。 |
- ※ 医師の判断により、その他の項目を実施することがあります。
特定保健指導開く
人間ドックや特定健診の結果から、メタボリックシンドロームの予防・改善、そして脳血管疾患や心疾患といった重大な疾病の予防のため、生活習慣改善の必要があると考えられる方に、特定保健指導のご案内をします。
特定保健指導では、保健師や管理栄養士といった専門スタッフと相談して、一人ひとりに合った生活習慣改善の目標や行動計画を設定し、目標達成に向けて約3か月かけて生活習慣改善に取り組みます。(取り組みの進捗状況によっては3か月以上かかる場合があります)
生活習慣病は、自覚症状もなく、知らない間に症状が悪化してしまうことがあります。特定保健指導を受診することで、ご自身のからだの状態を知って生活習慣を見直すきっかけになりますので、将来も健康に生活していくために、対象となった方は必ず受診するようにしましょう。
対象者
特定健診の結果、生活習慣改善の必要があると考えられる方
対象者のグループ分け
生活習慣病の発症リスクに応じて「積極的支援」「動機付け支援」のレベル別に対象者の選定を行います。これを階層化と言います。
<階層化のステップ>
ステップ1 内臓脂肪蓄積のリスク判定
腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定します。
腹囲 | 男性85cm以上、女性90cm以上 →(1) |
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BMI | 腹囲 (1)以外 かつ BMIが25以上 →(2) |
ステップ2 追加リスクの数の判定
①~③はメタボリックシンドロームの判定項目、④はそのほかの関連リスクとし、④の喫煙については①から③までのリスクが一つ以上の場合にのみカウントします。
①血圧 | 収縮期血圧 130mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上 |
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②脂質 | 空腹時中性脂肪 150mg/dl以上 (やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上) または HDLコレステロール 40mg/dl未満 |
③血糖 | 空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖) 100mg/dl以上 または HbA1c(NGSP)5.6%以上 |
④問診 | 喫煙あり |
ステップ3 保健指導のレベルをグループ分け
ステップ1、2の結果を踏まえて、対象者をグループ分けし、特定保健指導のレベルを決定します。
(1)の場合 | ①~④のリスクのうち、追加リスクが 2以上の対象者 → 積極的支援 1の対象者 → 動機付け支援 |
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(2)の場合 | ①~④のリスクのうち、追加リスクが 3以上の対象者 → 積極的支援 1または2の対象者 → 動機付け支援 |
※血圧、脂質、血糖の薬を服薬中の方は当健保での特定保健指導の対象外となります。
支援内容
積極的支援(生活習慣改善の必要度が高い方)
- 初回面談
専門スタッフの指導のもと、目標や行動計画を設定 - 継続支援
設定した目標の達成に向けて約3か月間、生活習慣改善に取り組む専門スタッフによる電話やメール等で取り組み状況の確認や必要に応じて目標の再設定等の定期的・継続的な支援を実施 - 実績評価
3か月後に改善状況等を確認
動機付け支援(生活習慣改善の必要度が中程度の方)
- 初回面談
専門スタッフの指導のもと、目標や行動計画を設定 - 実践
設定した目標の達成に向けて約3か月間、自身で生活習慣改善に取り組む - 実績評価
3か月後に改善状況等を確認
自己負担額
無料
参加方法
被保険者
会社から対象者へ特定保健指導のご案内をします。会社の健康管理部門又は会社と健保の共同委託先が実施します。また、一部の医療機関では人間ドックの受診後、特定保健指導のご案内があります。
被扶養配偶者・任意継続被保険者
健保の委託先(※)から対象者へ特定保健指導のご案内をします。また、一部の医療機関では人間ドックの受診後、医療機関から特定保健指導のご案内があります。
- ※ 被扶養者・任意継続被保険者の特定保健指導は、㈱ベネフィット・ワン、SOMPOヘルスサポート㈱に業務委託しています。