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健康づくりを風土として醸成するための取組みを推進 ~首都圏本部企画総務部勤労ユニット(JR東日本)~

公開日:2024/01/12
更新日:2024/01/12

JR東日本 首都圏本部企画総務部勤労ユニットは、主に東京エリアで勤務する社員の健康増進、福利厚生をサポートする部署で、社員が心身ともに健康で働けるように健康に関する施策の推進・支援を行っています。産業医や保健師と定期的に意見交換を行い、社員の健康課題である「運動習慣」「喫煙率」「メンタルヘルス」などに焦点をあて、様々な取組みを実施し、社員の行動変容を促し、健康づくりを風土とする職場づくりに継続的に取組んでいます。
今回、本部全体を巻き込みながら社員の健康増進を推進し、「健康施策部門表彰」を受賞しました!

「運動習慣」に関する取組み

「みんなで歩活」への積極的参加

楽しみながら身体を動かす習慣の定着を目的とするJR健保主催の「みんなで歩活」へ多くの社員に参加してもらうために、以下の取組みを実施しました。

①エントリー方法、「JRKenPoint」交換方法などのマニュアルを作成
②社内上のSNS(Viva Engage)でイベント開催を周知
③全社員(出向社員含む)へメールで周知
④エントリー期間中に定期的に各職場の参加登録率を箇所へお知らせ

※ 「JRKenPoint」はJR健保独自のオリジナルポイントで、貯まったポイント数に応じて、お好きなギフトと交換できます。

オリジナルで作成したマニュアルについては、社内SNSにアップすると、他支社でも「使わせてほしい」という声があがるなど、反響も大きく、多くの方に閲覧いただきました。また、勤労ユニットに所属するJR東日本野球部と歩活PRのコラボ動画を作成し、話題となりました。これらの取組みによって、参加率も著しくアップしました。



出向社員参加率アップの取組み

2023年春の歩活で特に力を入れたのが、出向社員への呼びかけです。これまで出向社員の歩活参加率が極めて低く、メールでお知らせしてもあまり確認いただけませんでした。そこで、出向社員全員に対して、歩活のお知らせ、エントリー方法、JRKenPoint交換方法、の3点を郵送にて直接送付し、確実な周知を行いました。


出向社員の参加率は上昇したものの、全体に比べればまだまだ参加者増加の余地があります。継続して取組み、更なる参加率アップを目指します。
また、参加率のアップととともに、生活習慣病予防に効果的とされる1日8,000歩以上の歩行の達成も目指します。


JR健保では、年2回ウォーキングイベント「みんなで歩活」を実施しています。直近の実施内容はコチラ

「喫煙率」に関する取組み

健康経営中期ビジョン2023の目標にも掲げられている喫煙率15%未満に向けて本部ビル内で以下の取組みを実施しました。

①喫煙室内に、禁煙を促す掲示物を貼付
②受動喫煙対策として、喫煙室で喫煙した後に執務室に戻る際は、エレベーターの利用を控えていただく
③毎月22日はスワンデーとして9:30~11:30、13:30~15:30を禁煙時間とする

特に②の受動喫煙対策にかかるルール設定については、安全衛生委員会での産業医からのアドバイスを受けての取組みになりますが、非喫煙者からの反響も大きくなっており、社員の喫煙率低減に向けての意識が醸成されてきております。喫煙率低減の数値目標については、達成までまだ途上ではありますが、今後スワンデーの時間帯拡大や終日化など検討していきます。


JR健保では、禁煙に取り組みたい加入者の方に「禁煙サポートプログラム」を実施しています。詳細はコチラ

メンタルヘルス不調の防止に向けた取組み

人事異動等により現業機関から初めて企画部門に着任する場合、業務内容を含め、環境の変化が大きいため、メンタルヘルス不調を起こしやすいと安全衛生委員会で問題提起がありました。そのようなメンタル不調を未然に防ぐ目的で、対象者は全員着任後3か月程度で管理者や保健師と面談を行うこととし、必要に応じて、さらに産業医や臨床心理士と面談を行うこととしています。

実施にあたっては、人事担当部署を通じて対象者の把握、Microsoft Formsを利用した問診内容の記録、管理者の面談を踏まえた保健師との面談、など仕組化されており、対象者からの「不安が解消された」との声に加え、保健師側からも「未然に不調の兆しを把握できる」など非常に良い取組みであるとの評価をいただいております。

JR健保では、「こころとからだの相談窓口」を開設しています。詳細はコチラ

重症化予防の取組み

定期健康診断紹介状発行者に対する医療機関受診勧奨に対する取組み

定期健康診断を受診後、紹介状を交付された社員の紹介状受診率が低いため、以下の取組みを実施しました。

①紹介状を箇所長から直接対象者に手交する方法に変更
②勤労ユニットから直接対象者にメールにて受診勧奨を連絡

これにより、紹介状受診率は上昇傾向にあります。この取組みも安全衛生委員会で委員からいただいた意見から始まりました。疾病の重症化予防という観点からも非常に重要な取組みとなりますので、継続して受診勧奨に努めて参ります。

  • 定期健康診断などの結果から、更に病院等での精密検査や診察が必要と認められた場合、産業医が主治医に宛てて発行するもの。

今後の取組み

2023年度はJR東日本「健康経営中期ビジョン2023」の最後の年でありますが、今回ご紹介した取組みはまだ緒に就いたばかりです。取組み度合を深化する、あるいは対象範囲を広範化させるなど、各種取組みをレベルアップさせ、社員の健康増進に繋げたいと考えております。
次年度は新しい健康経営ビジョンが公表されることもあり、首都圏本部から健康づくりが風土となる職場づくり、取組みを継続して、JR東日本の健康経営に寄与していきたいと思います。


首都圏本部企画総務部勤労ユニットの皆様、ありがとうございました!