ながの健幸チャレンジ2024~つながる、動く、整える~ JR東日本 長野支社企画総務部
公開日:2026/02/20
更新日:2026/02/20
JR東日本では、「JR東日本グループ健康ビジョン2029」を策定し、健康づくりを「からだ」「こころ」「つながり」の3つの視点から推進することを重要な柱としています。これらを踏まえ、長野支社企画総務部では、社員一人ひとりの健康づくりを組織として積極的に推進し、働きやすい職場環境の実現に向けて様々な取組みを継続的に企画・実行して、社員とそのご家族の健康増進に大きく寄与しました。
今回、これらの取組みが、JR健保の「令和7年度 健康増進の取組みに関する表彰」における「健康施策部門表彰」として表彰されましたので、以下に主な取組みをご紹介します。
取組みのきっかけ
長野支社では、「JR東日本グループ健康ビジョン2029」の実現を目指して、これまで職場環境の改善や意識改革に取り組んできました。しかしその一方で、喫煙率の課題や生活習慣の偏り、そして社員が健康を意識するための“きっかけ”がまだ十分でないことなど、いくつかの課題が見え始めていました。さらに、健康づくりへの参加意欲に個人差があることも、取り組みを進めるうえでの悩みとなっていました。
こうした状況を踏まえ、長野支社企画総務部では、喫煙対策の強化に加え、楽しみながら行動変容につなげられる体験型イベントの開催、そしてご家族にも参加いただける機関長レクリエーションとしての、健康レクの企画など、多方面から健康づくりを後押しする施策を進めてきました。これらの取り組みが、社員一人ひとりが自然と健康を意識できる環境づくりにつながっています。
具体的な取組みの内容
【取組事例①】喫煙率15%に向けた取組み
これまで長野支社ビルでは、毎月22日を「禁煙デー」と設定し、喫煙率の低減に向けた取組みを進めてきました。しかし、エレベーター内のニコチン残留による受動喫煙の課題や匂い、また、屋上が喫煙スペースとなっているため非喫煙社員が屋上スペースを利用しづらいといった課題がありました。
こうした状況を踏まえ、企画総務部では他箇所をけん引する存在として、まず自分たちが変わるべき」という思いから、「喫煙率15%以下」を数値目標として設定。禁煙デーを「毎週 火・木・金曜日 11:30〜18:30」に拡大し、非喫煙者も屋上を利用しやすい環境を整えました。
さらに、総務・広報・勤労ユニットの3名を健康推進担当者として配置し、禁煙に挑戦する社員への声かけや相談対応など、サポート体制を構築しました。
この取組みにより、禁煙デーの拡大後は、屋上へ向かうエレベーター内のたばこの匂いが解消されるなど、受動喫煙防止の効果が大きく現れました。
また、禁煙デーの実施や健康推進担当者による継続的な声かけにより、企画総務部内では新たに3名の社員が禁煙に成功するなど、具体的な行動変容にもつながりました。
(具体的成果)
喫煙者:11名 → 8名(▲3名)
喫煙率:22.9% → 14.8%(▲8.2pt)
【取組事例②】健康推進センターと連携した健康創りのきっかけとなる体験型イベントの開催
社員が楽しみながら気づき、健康を自分ごと化してもらえるような取組みとして、日常生活に直結した4カテゴリの体験型イベントを企画しました。体験エリアの構築にあたっては、日頃からワクチン接種や職場巡視等で連携のある長野健康推進センターと密に協働し、保健師が持つ専門知識や測定機材を活用したことで、体験の質を大きく向上させました。
① 「減塩」
・適正な食塩量の味噌汁の試飲、塩分チェックシートの実施及び保健師による解説
・食品・調味料の塩分量の展示
② 「飲酒」
・アルコール判定テスト及び保健師による結果解説、リーフレットの配付
③ 「計測」
・体重・体脂肪測定、握力測定、指輪っかテスト、保健師による運動・食事指導
④ 「たばこ」
・受動喫煙・肺がんに関するポスター展示、禁煙に関する動画視聴
・一酸化炭素濃度測定(主に喫煙者を対象)
参加者は約50名にのぼり、イベントを通じて「健康を自分ごととして考える」機会が生まれ、社員の行動変容の大きなきっかけとなりました。中でもアルコール判定テストは特に好評で、自身の体質やアルコールとの向き合い方を知ることで、飲酒に対する理解が深まったとの声が多く寄せられました。
また、「JR東日本グループ健康ビジョン2029」の推進に向け、まずは自分自身のからだの状態を正しく知ることが、現状を見つめ直し、目標に向かう第一歩となりました。
今回の体験を通じて、健康づくりに対する意識が一段と高まり、今後の取り組みへの前向きな気持ちが醸成されました。
【取組事例③】JR東日本スポーツと連携した健康イベントの開催
コロナ禍を経て、職場横断の交流が難しくなる中、新たな機関長レクリエーションの形として、地元やJR東日本スポーツと連携した初の地域イベントを企画しました。この取組みでは各箇所の健康推進リーダーが実行委員となり、各職場の参加率を向上させるとともに、健康創りに対する意識向上につながる多彩なコンテンツを用意しました。
① JR東日本スポーツによる運動指導・からだ測定等
・運動指導(JR室内体操、基礎調整力トレーニング、アンチエイジング体操、職場できる簡易体操)
・体力測定(握力、長座位体前屈、上体起こし、開眼片足立ち)
・リラクゼーションベッド(マッサージ)
・からだ測定(血管年齢、肌保湿度、深部体温測定、カウンセリング)
② ウォークラリーの開催
長野支社では、善光寺大勧進をゴールとするウォークラリーを開催しました。運営は、各箇所の健康推進リーダーが実行委員として主体的に担い、ウォークラリーのコースは長野統括センターの新入社員がアイデアを出して作り上げたものです。また、開催にあたっては善光寺大勧進さまにもご協力いただきました。
コースは、JR東日本が提供する電子チケット「エキトマチケット」の利用可能店舗沿いに設定し、あわせて「北信濃MaaS」への登録も参加者へご案内しました。こうした工夫により、健康づくりだけでなく、地域の魅力にも触れながら楽しめるイベントとなりました。
参加者は、社員241名、ご家族の大人81名、お子さま110名の合計432名となり、コロナ禍以降に生まれた“新しい交流”と“健康づくり”を融合させることで、支社全体のつながりが大きく深まりました。
また、健康推進リーダーが実行委員として主体的に運営を担ったことで、各職場のリーダー同士の連携も一段と強化され、継続的な健康づくりの基盤づくりにもつながりました。
さらに、善光寺や地元店舗の皆さまにご協力いただいたことで、イベントは単なる健康施策にとどまらず、地域に根差した価値ある取り組みとして発展し、参加者にとっても心に残る体験となりました。
今後の取組みについて
長野支社企画総務部における一連の取り組みは、喫煙対策による課題の着実な解消、行動変容を促す体験型イベントの展開、さらに機関長レクリエーションを通じた交流促進へと段階的に広がり、施策推進部門としての役割を的確に果たしてきました。これらの施策は、社員一人ひとりが健康を意識する基盤の構築に寄与し、支社全体の健康意識向上にも大きく貢献したものといえます。
「JR東日本グループ健康ビジョン2029」の実現に向けて、今後も、社員一人ひとりが健康でいきいきと働ける職場づくりを目指し、継続的に健康づくり施策の充実を図ってまいります。
JR東日本 長野支社企画総務部の皆様、表彰受賞おめでとうございます!