西日本ジェイアールバス株式会社の健康経営 ~健康経営優良法人のご紹介~
公開日:2025/06/06
更新日:2025/06/06
「健康経営」とは健康長寿社会の実現に向けた取組みの一つとして、社員等の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取組みを実践する経営です。今回、様々な取組みが評価され、「健康経営優良法人2025」に認定された西日本ジェイアールバス株式会社の健康経営に関する取組みをご紹介します!

健康経営宣言
当社における「健康宣言」
西日本ジェイアールバス株式会社では、2021年10月に「健康宣言」を行いました。
従業員の健康保持・増進を支援するために、以下の内容に取り組んでおります。
西日本ジェイアールバスは、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であるとの認識のもと、安全輸送を最優先にした事業の運営を図ります。
そのため社員の健康を重要な経営課題として捉え、社員一人ひとりがいつまでも心身ともに健康で働くことができるような職場環境を構築することを目指し、会社・社員とその家族、健康保険組合等と一体となって健康づくりを推進させ、社員の健康の保持・増進活動に取り組みます。
~具体的な取り組み~
◎健康診断・ストレスチェックの実施
年1回定期健康診断を全員受診し、深夜帯業務従事者には指定業務健診を実施しています。健診後は、産業医によるフォローアップも積極的に行っています。また、メンタルヘルスケアとしてストレスチェック診断を実施しています。
◎人間ドック受診の慫慂
ジェイアールグループ健康保険組合と連携し、少額の自己負担で人間ドックを受診できる費用補助を行っています。あわせて、会社の共済会でも人間ドック受診者に対する費用補助を行い、社員の人間ドック受診を慫慂しています。
◎脳ドック・心臓ドックの受診補助
疾病による重大事故防止対策として、50歳以上の運転士には3年ごとに簡易脳ドックを、加えて55歳以上の運転士には3年ごとに心臓ドックを会社が費用負担し実施しています。また、対象者以外でも簡易脳ドックを受診したい社員がいれば、10,000円を上限に受診費用を補助しています。
◎睡眠時無呼吸症候群の検査及び治療費用補助
全運転士を対象に、睡眠時無呼吸症候群の検査を実施しています。またCPAP治療者に対しては、毎月適切な治療が行えているか確認するとともに、治療費用を会社が月3,000円を上限に補助しています。
◎予防接種費用の補助
社員はもちろん、その同居家族も対象にインフルエンザワクチン接種費用を会社が全額補助し、予防接種の慫慂を行っています。
◎安全衛生委員会の設置
職場の健康づくりについて話し合う安全衛生委員会を、法令に基づき各事業場に設置しています。毎月健康に関する議題を設け、各種疾病予防、早期発見・早期治療に向けた情報発信を行い、健康管理の強化を図っています。
西日本ジェイアールバスの健康経営
~健康管理について~
近年、全国各地で健康起因とみられるバスの事故が多発するなど、健康管理の重要性が高まっていますが、当社では、健康診断の所見に対するフォローを適切に行うことを目的とした「健康診断結果フロー」に基づき、「チェック&フォローリスト」と呼ばれる独自のフォーマットを作成しています。きちんと再検査や精密検査を受診しているか、その後の対応をどのように行っているかを見える化し、営業所の管理者等から社員一人ひとりへのきめ細かいフォローを行うためのツールとして活用しています。また、リストの適切な活用ができているかどうかを定期的に本社の担当者がチェックすることで、健康管理が営業所へ任せきりにならないようにもしています。こうした取り組みを通じて、社員が健康に働きつづけられる環境づくりや、事故の未然防止を目指しています。

認知症検査の実施
65歳以上の運転士を対象に1年に1回認知症検査を実施しています。 当社では、60歳が定年になっていますが、定年退職以降も契約社員として働き続けることができます。認知機能の低下に伴う事故防止のためにも1年に1回、「長谷川式認知症スケール」を産業医に実施していただき、社員本人に自身の状態について把握してもらうようにしています。
今後は、認知機能だけでなく運動機能の状態を確認するための検査も取り入れていきたいと考えています。
ドリンクスマートセミナーの開催
2024年度にはサントリーコーポレートビジネス株式会社の方にご協力いただき、管理職や本社社員向けにドリンクスマートセミナーを開催しました。セミナーでは適正な飲酒量を分かりやすく教えていただいたり、アルコール体質は変えられないことを学びました。実際にアルコールパッチテストを行うことで自分自身のアルコール体質を認識し、無理な飲酒は行わないことや、ノンアルコール飲料の活用についても教えていただき、アルコールとの付き合い方や自身の健康について考えるいい機会になりました。
