JRバス中国株式会社の健康経営 ~健康経営優良法人のご紹介~
公開日:2025/06/06
更新日:2025/06/06
「健康経営」とは健康長寿社会の実現に向けた取組みの一つとして、社員等の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取組みを実践する経営です。今回、様々な取組みが評価され、「健康経営優良法人2025」に認定されたJRバス中国株式会社の健康経営に関する取組みをご紹介します!

JRバス中国株式会社の健康経営に関する取組み
JRバス中国株式会社では2018年に「健康経営宣言」を行い、「安全は社員の健康管理から」という考えのもと、社長をはじめとする役員が主となり、社員また社外へ、社員の健康は会社の財産であり大切なものであるという重要なメッセージを発信し続け活動しております。
JRバス中国株式会社 健康経営宣言
バス事業のプロフェッショナルとして、人・まち・社会に貢献し続けるため、健康の保持・増進活動をさらに前進させ、ジェイアールグループ健康保険組合とも連携し、社員が心身ともに健康で働ける会社を目指して、健康づくりを推進していきます。
1 ジェイアールグループ健康保険組合とのコラボヘルスの取組み
ジェイアールグループ健康保険組合と「コラボヘルス推進にかかる覚書」を締結し、データヘルスレポート(JR健保が保有するレセプト等のデータを分析して作成したレポート)を活用し、当社の社内報である「バスだより」に3シリーズで掲載を致しました。
データヘルスレポートの中で伝えづらいところはジェイアールグループ健康保険組合と連携し、わかりやすく言い換えて記事の掲載を行いました。
社員のみなさんに現状と課題を見て頂き、健康に関する理解度を深めて頂いております。

2 女性の健康維持・増進に向けた取組み
女性特有の健康関連課題に対しての取組みを行っています。
- ジェイアールグループ健康保険組合で行われている婦人科系がんの無料検診を社内で周知・推奨しています。
- 休暇名称の変更を行い【生理休暇⇒f休暇】として、気軽に取得しやすくしました。
- 女性特有の健康関連課題に対応する、アプリを導入しました。このアプリは、セルフチェックから行動提案を行い、AIチャット相談やオンラインクリニックの受診も可能となり、女性が働きやすい環境をつくる手助けとなります。

3 業務時の体調管理に向けた具体的な対策
- 運転時の目を保護するため保護メガネの着用可能としました。
- 近年の気温上昇に伴う、制帽着用省略や車両清掃時用のTシャツ形上着を配付し対策を行っています。更に、盛夏用ズボン・ベストも今年導入します。
- 脳MRI・心臓疾患の検査やSAS簡易検査などの検査の実施を継続して行っています。
4 食生活改善の取組み
時間がなくて食事を購入できなかったなどの、食事がとれないという声を改善するため、二次元コードでキャッシュレス購入できる食事や栄養補助食品などを用意しました。
また、社員には無料でコーヒーやお茶・紅茶を提供するドリップマシーンを全箇所の休憩室に用意しています。ドリップのコーヒーを飲みながら朝ごはんを…という方が増えました。

5 重症化予防への取組み
定期健康診断の受診率は、100%(出向者・休職者を除く)となっています。その中で、再検者と判断された社員には会社独自の意見書を発行し、かかりつけ医と産業医の診断を頂くことでより健康やその治療または対策を認識してもらうとともに、管理者等の声掛けにより受診に対する意識づけに努めております。(会社独自は意見書発行2014年より継続実施。2024年の一般定期健康診断再診率は62%)
6 運動習慣定着のための取組み
2017年より年2回(5月、11月)、会社独自のウォーキングイベント「めいぷるんカップ」の取組みを行っています。イベントに参加してから、「よく眠れるようになった」「歩かなかったらお腹が出てきたので歩くのをやめられなくなった」などの声も聞かれるようになりました。イベント期間中には、社員の家族も含めた瀬戸内海の似島(にのしま)一周ウォーキングを計画し、運動だけでなくコミュニケーションの促進となって、明るい職場や楽しい家庭に一役買っています。
出向者やパート社員、社員の家族も含めて、継続的に高い参加率となっています。
イベント期間でなくても、昼食後休憩時間を利用してウォーキングに行く姿や、通勤手段として徒歩を選択するなど運動習慣が根付いてきています。

また、本社内では就業10分前に、有志による室内体操を行っています。約7分間の体操を行うことで、就業時には体もポカポカし、血流もよくなり肩こり腰痛予防に一役買っています。
健康経営優良法人2025(中小規模部門)の認定
ご紹介したような様々な取組みが認められ、健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)の認定を受けました。
今後も社員が活き活きと能力を発揮できる取組みを続けたいと思います。