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ベルトチャレンジ2023 ~みんなで腹囲マイナス2023cmを目指そう!!~ ~JR東日本 新幹線統括本部 盛岡新幹線運輸区~

公開日:2024/12/24
更新日:2024/12/24

盛岡新幹線運輸区は、新幹線の運転士・車掌が勤務する乗務員区で、約170名の社員が所属し、主に東北新幹線 東京~新青森間の乗務を担当しています。
盛岡新幹線運輸区では、JR東日本の健康経営中期計画である「健康経営中期ビジョン2023」の最終年度にあわせ、「ベルトチャレンジ2023」と題した健康増進の取組みを実施しました。
この取組みが、JR健保の「令和6年度 健康増進の取組みに関する表彰」の箇所表彰部門で表彰されましたので、ご紹介します。

経緯と目的

盛岡新幹線運輸区では、健康増進の取組みについて、社員より「『継続が大事』と言っても何をしたらよいか分からない」「継続が難しい」等の声が挙がっていました。
そこで、以下の三点を目的とし、「ベルトチャレンジ2023」の取組みを実施することになりました。
  • 社員一人ひとりのヘルスリテラシーの向上に向けたきっかけづくり
  • 「健康経営中期ビジョン2023」の最終年度として関心や機運を高める
  • 新幹線乗務員区所(在来線区間を含む)との連携強化につなげる


取組み内容



楽しみながら健康活動に取組んでもらうためのツールとして、「健康ビンゴ」を考案し、乗務手帳のサイズにあわせて作成しました。
「健康ビンゴ」は、「食事編」と「生活編」の2種類を用意し、それぞれのマスには、「朝食を食べた」「体重計に乗ってみた」などの具体的な健康行動を記載することで、生活習慣改善に向けた参考となるようにしました。
また、個人目標を設定することができるように真ん中のマスを空白とし、自分自身の健康や生活習慣改善に向き合うためのきっかけにするとともに、社員間の交流やコミュニケーションが増えるよう工夫しました。
ビンゴの達成については、無理をせず個人の設定したスケジュールに応じて取組んでもらうこととすることで、気軽に参加していただけることができるようにしました。




「健康ビンゴ」による生活習慣改善の成果は、腹囲減で測定することとし、「健康経営中期ビジョン2023」にちなみ、参加者全員で「腹囲マイナス2023cm」を目指すことを目標に掲げました。
腹囲の測定については、全員参加型とするため、正確な腹囲を測るのではなく、測定用ベルト(画像参照)を用意し、ベルトの幅の目盛で換算(ベルトの幅1つ=腹囲3cm)することにしました。

また、「健康ビンゴ」の取組みにあわせ、Teamsを活用し、参加者が所属する各職場の健康増進の取組みや情報誌、健康情報サイトを共有することで、参加者全員が一体感を醸成しながら取組めるよう努めました。


健康情報の発信例

取組みの効果

2023年6月1日から6月30日をトライアル、7月1日から11月30日を本実施として取組みを行い、新幹線乗務区所を中心に10職場、合計271名の社員に参加していただくことができました。
取組みの結果、全体で「腹囲マイナス369cm(123目盛り)減」に繋がり、回答者114名中のうち約4割のベルト穴に変化がありました。また、Teamsを活用した各職場の情報発信・共有、健康情報の閲覧により、78名の回答者がヘルスリテラシーの向上を実感したと回答しました。参加者からは、「健康づくりに必要な知識が増え、生活習慣を振り返られた」「『健康経営中期ビジョン2023』に参画している実感が持てた」「健康について以前よりも職場内で話す機会が増えた」といった声が寄せられています。




他にも、「健康ビンゴ」と並行して「みんなで歩活」の参加率向上に取組んだことにより、2023年秋は、2022年春と比較し参加者を70名増とすることができました。また、活動を通じて職場内のコミュニケーション活性化に繋がったほか、健康推進センターや各職場の運営メンバーと協力して取組んだことで、職場間の連携強化を図ることができました。

JR東日本では、今年度より新たな健康経営中期計画である「JR東日本グループ健康ビジョン2029」がスタートしました。引き続き、楽しみながら参加できる健康増進活動を実施し、現場第一線からの健康経営推進に取組んでいきます。


盛岡新幹線運輸区の皆様 ありがとうございました!