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禁煙や運動習慣、朝食摂取をワンステップグループによるユニークなアプローチで実践! ~大阪第一運輸所(JR東海)~

公開日:2024/02/09
更新日:2024/02/14

JR東海 大阪第一運輸所は、約350名で構成される関西支社の運転士・車掌が所属する東海道新幹線乗務員職場です。健康管理のワンステップグループ(以下OS)が中心となり、「明るく、楽しく、前向きな」職場をモットーに、禁煙や運動習慣、朝食摂取率向上に取組みました。独自の健康増進キャラクターを誕生させるなどユニークなアプローチで職場全体に健康増進の気運を醸成し、令和4年度関西支社の健康増進賞を受賞するなど、社内における健康増進の取組みを牽引してきました。

ユニークなアイデアで楽しみながら実践


OS発信で、職場を巻き込んで楽しく取組みを進めるためのアイデアとして、孔雀(ピーコック)と健康管理を掛け合わせたネーミングの「ケンコック」という独自の健康増進キャラクターを誕生させました。社内でも話題になり、大変人気者となっています。

<プロフィール>
名前:ケンコック
由来:健康と孔雀(ピーコック)
好きな食べ物:プロテインバー
嫌いな食べ物:焼き鳥
親友:OSロボ(隣りの大阪第二運輸所にいるよ)
夢:健康管理OSのメンバーと一緒に、明るく楽しい健康な職場つくりを目指す。
  各種健康関連指標が改善(向上)し、羽根が虹色に進化する。

健康管理のOS活動をメンバー以外の所員の誰もが楽しめるように工夫した面白い動画にして待合室のサイネージに放映しました。月に1回OSの会合を行い、サイネージのほか、所報やポスターなど様々な媒体で情報発信を行い、箇所全体の健康意識を底上げすることに貢献しました。


喫煙室の屋外化や支社主催の禁煙マラソンへの積極的な参加により喫煙率を低減

乗務員点呼カウンター前(乗務員休憩スペース横)の利便性の良い場所にあった喫煙室の屋外化を実施しました。非喫煙者からはタバコの匂いがなくなり職場環境が快適になったとの声が上がっているのみならず、喫煙者にとっても屋外喫煙所のある地上階までの昇降や物理的な距離から禁煙への関心が高まることに繋がりました。喫煙室屋外化と同時期に、OSによるニコチンガムの試行的配布や声掛けも実施し、禁煙を後押ししてきました。新たに生まれたスペースを自主学習ルームとすることで、職場内のコミュニケーション活性化につながる副次的効果も生んでいます。


関西支社主催の禁煙マラソンに参加、禁煙希望者1~2名と非喫煙者であるサポーター1名のチームを作成し、チーム戦として取り組みました。禁煙成功者には卒煙記念として食事券を贈呈する取組みです。一人だったら挫折してしまう局面で、非喫煙者の手厚いサポートがあったからこそ達成できた、との声が寄せられています。令和4年秋は9組がエントリーして3組が成功、令和5年春は8組がエントリーして4組が成功、(令和5年秋は9組がエントリー中)、ヘビースモーカーの禁煙成功者を続々と輩出するなど、支社内最多となる高い成功実績を挙げ、職場の喫煙率の低減に効果をもたらすことができました。


グループ対抗戦や「行路ごとの歩数目安」の周知等により歩活への積極的な参加を促し、運動習慣を定着

肥満率の順位があまり揮わなかった健康診断結果のフィードバックの対策として、一日8,000歩の歩行が生活習慣病の予防になる、健康に繋がることを待合室(休憩スペース)のサイネージで放映し、社員への意識付けを行いました。
歩活は担当管理者グループ単位でチームを編成し、チーム対抗戦の形式で実施しました。進捗状況をチームランキングにしてサイネージで放映することで、チーム単位で競い合いモチベーション向上へと繋げることができました。また、会社とは別に関西支社独自の取組みとして、平均8,000歩を達成したチームのなかから個人優秀者に現場長表彰を実施しており、取組意欲の後押しを図っています。

乗務員は乗務中、電子媒体の電源が入れられないため、行路毎の目安歩数のポスターを作成し掲出、また、自身が乗務中の歩数をカウントできるよう万歩計の貸し出しを実施しました。これらで後刻手入力することを可能にし、実績を確実に反映させられることで8,000歩達成へのハードルを下げることができたため、目標を目指しやすくなりました。


JR東海主催の「さわやかウォーキング」に合わせ家族も参加できる組織独自のウォーキングイベントを開催、楽しみながら歩数を伸ばせることに加え、職場内のコミュニケーションの活性化に繋がりました。2023年秋の歩活では、参加率91%、1日平均8,000歩達成率66%の実績を挙げ、JR東海、JR健保全体を牽引しました。歩活期間内のみならず年間を通して高い成果を維持しています。


たんぱく質を意識した食品自動販売機の商品ラインナップ変更などにより朝食摂取率を向上

健康診断結果から朝食習慣がない社員が多いことが分かり、健康管理センターの産業医や保健師と連携し、所報やサイネージを用いて理想の朝食特集を組み、朝食を食べる習慣づくりを呼び掛けました。
自動販売機のラインナップを、菓子パン中心のものから、ランチパックやカロリーメイト、調理パンなど効率的にタンパク質が摂取できるものに見直し、朝食接種率の向上に繋げることができました。
賞味期限の短い食品の自動販売機への導入は難しいとされるなか、折衝により月、水、金の週3回の業者補充入替を実現しました。新商品への入れ替え頻度も高く、社員が興味と関心、何より楽しみを持ってたんぱく質摂取ができる仕掛けをすることができました。



大阪第一運輸所の皆様ありがとうございました!