新大阪駅元気プロジェクト!「運動・栄養・休養をバランスよく保つ健康増進活動の推進」~新大阪駅(JR東海)~
公開日:2023/03/30
更新日:2023/03/30
JR東海新大阪駅は、東海道新幹線の新大阪駅で働く約230人で構成されています。昼夜問わず、駅でのお客様対応を実施することから不規則な生活になりがちですが、社員がみな健康でいられるように、「駅における健全な生活習慣の確立」をテーマに、健康の3本柱(運動・睡眠・食育)に対して独自の取り組みを行うべく「新大阪駅元気プロジェクト」をスタートしました。
「健康の3本柱」を各回のテーマとして健康関連講座を総合研修センター講師を招いて開催!
きっかけは、2020年の夏に熱中症で倒れた社員が3名出たこと。今一度健康維持について見直し、所員みなが健康で働けるよう何らかアプローチを行うため、新大阪駅元気プロジェクトは始動しました。
とは言っても、自分たちだけでは何から始めてよいか分からなかったため、総合研修センターのコンディショニング指導の講師に相談したところ、「熱中症対策は1日にしてならず。夏より前から健康な身体づくりをするところから始まる」ということで、まずは知識を得るために健康関連講座を開催することとしました。
1時間程度のテーマ別講義を計3回実施しました。交代勤務のために参加できない社員にも周知できるよう、講座内容をダイジェスト版にして勉強会に取り入れたり、点呼場で毎日放映するなどして、全員の目に留まるよう工夫をこらしました。
健康関連講座で学んだ知識を活かして「新大阪健康チャレンジ!スタンプラリー」を開催!
ただ知識をつけただけでは実践が難しい・・・健康な身体を手に入れるには、その知識を実践して定着させることが必要だと考え、朝食・睡眠・運動に関する5項目の課題を設けたスタンプラリー形式でのイベントを企画しました。できた項目は自分で塗りつぶしていきます。1日5個×22日で、最大110個のスタンプ。50個、80個、100個でそれぞれ異なる豪華賞品を贈呈しました。2名が100個超えを達成!これにより、箇所内で健康意識が高まり、健康によい習慣が定着しました。
スタンプラリーカード
スタンプラリーで課題となった取組み(5種)
①朝食でのタンパク質接種(男性20g、女性10g)
②最も体温が上昇する19~21時の活動
③運動(ストレッチ下記1セット)
④運動(ペットボトルトレーニング50回ずつ)
⑤運動(100本ひじ引き)
スタンプラリー実施後、さらに健康増進への取り組みを活性化させるために、「新大阪駅健康チャレンジ」を実施
みんなで肘引き運動を行ったり、たんぱく質のプロテインバーやスコーンバーを用意・配布し、摂取ができるイベントとしました。約60%の非番者や、日勤者は休憩時間を使って参加し、とても好評でした。
健康意識の向上により、歩活の参加率・8,000歩達成率も向上。2022春は全社トップで表彰。楽しくみんなで歩活の秘訣とは…
チーム、個人ともに平均歩数8,000歩以上を目標として、目標達成者には駅長表彰を実施しています。(新幹線車内で有名なカチコチのアイスクリーム!)また、上位チームや平均10,000歩達成者には各科長賞を授与しています。
また、新大阪駅周辺の「8,000歩達成モデルコース」を作成し、これくらい歩けばよいのだという指標を示しました。
携帯電話を業務中に持ち歩くことが禁止されていますが、業務中こそたくさん歩く仕事です。業務中の歩数を反映させるよう、担務ごとの歩数目安を設定し、それについては手入力での加算を認めることとしました。これにより、8,000歩達成のハードルが下がり、気軽に参加し目標を目指せるようになったとの声があります。
一人ではなく多くの人が職場全体の健康意識向上に向けて、運動と食事、睡眠という多角的なアプローチを行い、講義の内容をスタンプラリーという企画として楽しく、多くの方への定着を図るという工夫された取り組みです。引き続き、健康増進に対する取り組みを続けていただくことを期待しております。
JR東海 新大阪駅の皆様ありがとうございました!!