「食」を通じた乗務員のための健康増進と「みんなで歩活」参加率UPの取り組み ~盛岡運輸区(JR東日本)~
公開日:2023/03/09
更新日:2023/03/09
JR東日本 盛岡運輸区は、岩手県盛岡市にある社員約260名の職場で、主に運転士や車掌などの乗務員が所属しています。盛岡運輸区では、「食」に対するアプローチから健康意識を向上させ職場の生産性向上を目指すことや、「みんなで歩活」の参加率向上を目指すことなど、社員の健康増進に関する様々な取り組みを実施しました!
「食」に対するアプローチから健康意識を向上させ職場の生産性向上を狙う
読み手を意識し印象に残る掲示物の作成
盛岡運輸区では、社員が健康的に生産性の高い仕事をするために、会社が掲げている健康経営を職場でも推進する必要性を感じていました。特に、不規則な生活の乗務員においては、「食」に対する正しい知識を身に着け、改善する必要性があると考えました。
そこで、正しい知識が社員へ広く浸透するよう分かりやすい言葉遣いやデザインを心掛けながら、掲示物の作成を行いました。また、作成した資料は社内SNSのYammerで発信し、タブレットを活用し職場内だけでなく、他の箇所でも広く情報を見てもらえるように工夫しました。
複雑な内容の掲示物は文章のみの羅列だけではなく、メンバー同士の会話をもとにQ&A方式やマンガ調など読み手を意識し印象に残るようなものにしました。
これらの掲示物については、更新するたびにメンバーへ感想や質問が多く寄せられました。社員の健康に関する意識の向上、特に食事を意識する社員が増えていると実感しています。
本社人財戦略部健康経営ユニット・JR東日本健康推進センターとの意見交換会の実施
取り組みを進めるなかでは、食の知識に詳しいメンバーだけではなく、健康経営に関心の高いメンバーも集め、メンバー内で勉強会を行い情報発信するための基本的な知識を身につけました。
また、本社人財戦略部健康経営ユニットとJR東日本健康推進センターとの意見交換会を開催しました。人財戦略部とは健康経営の基本的な方針と意識している点および工夫している点を確認し、健康推進センターとは食事に関する発信内容を相互に確認し、保健師という知見から今後の活動内容への助言をいただきました。
「みんなで歩活」参加率UPの取り組み
各チームの進捗状況がリアルタイムで把握できる巨大マップの作成
各チームの進捗状況を見える化することで歩活への関心を高めるため、kencomアプリと同じように駒を進めることができる巨大マップを作成し、誰もが目に入る当直の横に設置しました。また、Teamsで歩活専用チャネルを作成し、参加中のチーム(所属メンバー)や毎週の歩数データも見える化することで継続的な健康増進への意識醸成を図りました。
区内独自に表彰を実施
歩活への参加を促し、イベントを盛り上げるため、区内独自に表彰制度を設けました。また、歩活イベント終了後に区内チームの順位をデジタルサイネージで周知することにより、次回の歩活参加への意欲醸成に繋げました。
社員同士の会話の中で「歩活」のワードが出てくるようになる等、認知度が高まり、区全体の取り組みとして活動の幅を広げることができました。
歩活参加者からは、「普段歩かない所を余計に歩くことで、気付かなかった所に発見があったりした。遠回りも大切だと思った」といった意見や、「子どもやペットと一緒に歩く機会が増え、家族と楽しく過ごす時間をつくることができた」などの声が寄せられました。
これらの取り組みによって、参加率を大幅UPさせることに成功しました。
盛岡運輸区の皆様ありがとうございました!!