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運動の習慣化・適正飲酒のための具体的ツールの提案による健康経営の推進~米子健康増進センター(JR西日本)~

公開日:2022/04/20
更新日:2022/04/20

 JR西日本では、健康経営における生活習慣改善の指標として、禁煙・運動習慣・適正飲酒の目標値(喫煙率低減・運動実施率向上・多量飲酒率低減)を掲げて取り組んでいます。米子健康増進センターでは、禁煙については、既に、社員同士がチームで禁煙をめざす「禁煙駅伝」を実施していますが、2020年度からは、米子支社人事課と連携し、運動習慣・適正飲酒の定着に向け、職場が主体的に取り組むための具体的なツールの提案を行いました。

ウォーキングキャンペーン「歩こうでぇ(day)」

内容

 運動の習慣化(運動実施率向上)を目的とし、歩活期間終了後も運動を継続できるよう、各職場で参加者を募り、「参加カード」を配布、1回30分以上のウォーキングを週2回以上実施することをめざしてもらいました。30分以上の歩行ができたら各自で「参加カード」にチェックし、期間終了後にはカードを回収、各職場の参加率、カード提出率、達成率により、上位の職場を表彰しました。

実施期間:2020年10月21日~2021年3月31日
実施状況:参加職場…全職場(24/24職場)
     参加人数…554名(参加率36.8%)
     カード提出者のうち達成率…35.8%
     ※達成=週2回30分以上のウォーキングを6ヶ月間継続
      未達成者も半数以上は、週1回以上のウォーキングを6ヶ月間継続していました

効果

 参加者からは、「運動継続のきっかけになった」「カードのスタンプの工夫やイラストを描く等楽しみながら参加できた」「カードに自身の運動目標を書いて主体的に取り組めた」「終了後に参加した感想を記入し、取り組みの振り返りができた」「運動を継続したことで心身共に健康と感じることができ、リフレッシュできた」といった声がありました。
 半年間の取り組みにより、楽しみながら心身の健康を感じることができ、運動の効果を実感するとともに、運動継続の意識づけに繋げることができました。


節酒キャンペーン「のまんでぇ(day)」

内容

 適正飲酒(多量飲酒率低減)を目的とし、安全衛生委員会等で自職場の目標を検討していただきました。決定した目標は、「取り組みフォーマット」に記載の上、社員に周知し、期間中も声がけをしながら適正飲酒に取り組みました。期間終了後は、振り返りと次回に向けた見直しを行い、振り返りの内容と総合的な自己評価(100点満点)、次回の取り組み内容を「振り返りフォーマット」に記載していただきました。

実施期間(上期)2020年5月1日~2020年7月31日
    (下期)2020年12月1日~2021年1月31日
実施状況:参加職場…全職場(24/24職場)
     ※鉄道部等の職場では、周知や取り組みがしやすいように主体的に取り組み単位を小規模に分けて実施していました。
      取り組み内容の例…休肝日の設定、飲酒時間の短縮、量を減らす等
      取り組みの総合的な自己評価…全体平均は、上期74.8%→下期77.8%と上昇しました

効果

 参加職場からは、「上期の反省を踏まえて、声掛けや周知の機会を増やし、職場全体で取り組めた」「休肝日を守る意識が定着してきた」「振り返りの内容を次の取り組みに活かし、適正飲酒に関する掲示物や、個々の取り組みカレンダーを独自に作成する等、自主的にツールを発展させた」といった声が挙がりました。
 1年間継続したことで、キャンペーンが徐々に浸透しただけでなく、職場全体で取り組むことで、個人や職場内での節酒の意識づけに繋げることができました。


さらに深堀り!~現場の皆様にインタビューしました~