「浜工流歩活」の開催と禁煙の推進~浜松工場(JR東海)~
公開日:2022/02/03
更新日:2024/09/06
浜松工場は、静岡県浜松市にある社員数約700名の職場で、新幹線車両の検査を行っています。
浜松工場では、社員の健康診断の結果が会社全体や同じ車両系統の職場と比較すると良い状態ではあるものの、全社的な数値目標(※)を受け、運動習慣の向上と禁煙の推進が必要であるという認識のもと、「浜工流歩活」の開催と各種禁煙施策の実施に取り組みました。
(※)JR東海では、「運動習慣」と「喫煙率」について数値目標を掲げ、全社的に健康増進に取り組んでいます。
「浜工流歩活」の開催
「運動習慣」に関する取り組みとして、JR健保が春と秋に開催している「みんなで歩活」とは別に、令和3年1月21日~2月22日に浜松工場独自の歩活である「浜松工場流歩活(浜工流歩活)」を開催しました。
イベント周知については、所内誌への記事掲載や、工場内各センター長の顔写真を使用したポスターの掲出などを行い、興味を引いたうえで工場全体の取り組みである旨を周知することができました。結果、浜松工場社員の82.3%が参加し、うち64%が1日平均8000歩以上を達成しました。イベント後は、歩数が多かったチームを優秀チームとして表彰し、所内誌でコメント・写真付きでチーム紹介を行いました。
また、「浜工流歩活」の期間中に独自でウォーキングイベントや登山イベントを実施するチームがあるなど、開催を通して社員同士の絆を深めることもできました。令和3年秋の「みんなで歩活」でも、1日平均8000歩以上を達成する社員の数が増えるなど、「浜工流歩活」終了後も確かな効果を感じています。
喫煙所の削減・喫煙所における喫煙者数の制限
「喫煙率」低減に関する取り組みとして、喫煙所の削減と喫煙所における喫煙者数の制限を実施しました。
喫煙所の削減については、屋内喫煙所の廃止と屋外喫煙所の整備・削減を行い、喫煙所の数は10箇所から4箇所に削減しました。
喫煙所における喫煙者数の制限については、新型コロナウイルス感染症対策も踏まえて、喫煙所の床に人が立つ位置(2m以上間隔)の目印を貼り、一度に入ることができる人数を制限しました。
喫煙者へ禁煙アンケートの実施
「喫煙率」低減に関する取り組みとして、喫煙者へ禁煙アンケートも実施しました。
アンケートは、喫煙年数、禁煙の意志があるか、現在禁煙の努力をしているかなどを質問項目としたもので、現状把握として喫煙者の禁煙への意識を調査するために実施しました。結果、禁煙の意志がある人が50%と意外と多いことなどが分かりました。
これらアンケートの実施や、先ほどご紹介した喫煙所の削減、喫煙所における喫煙者数の制限などの取り組みにより、浜松工場の喫煙率は令和元年度から令和2年度で25.6%から23.8%に減少しました。
今後は、アンケートの結果をもとに、喫煙者ディスカッションや、個別のフォローを実施することで、禁煙をより推進していきたいと考えています。