JR九州の健康経営 ~健康経営優良法人のご紹介~
公開日:2025/05/28
更新日:2025/05/28
「健康経営」とは健康長寿社会の実現に向けた取組みの一つとして、社員等の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取組みを実践する経営です。今回、様々な取組みが評価され、「健康経営優良法人2025」に認定された九州旅客鉄道株式会社の健康経営に関する取組みをご紹介します!

九州旅客鉄道株式会社の健康経営に関する取組み
JR九州グループ健康スローガン
JR九州グループは、2021年4月に「JR九州グループ健康宣言」を制定し健康経営を推進して参りました。2025年4月からは、JR九州グループ共通のスローガンを「あなたの健康は みんなの幸せ」と定め、社員一人ひとりが元気に“いきいき”と活躍できるよう、グループ一体となって健康経営を推進します。
JR九州グループの健康経営推進体制
社長を健康経営責任者、人事担当役員を健康経営推進総括責任者と定めた健康経営推進の体制を構築しています。健康経営を会社の経営上の重要な施策の一つとして捉え、その取り組みについて取締役会に報告しています。健康経営を推進するため人事部、産業保健スタッフ、健康保険組合が連携しながら、各職場と共に社員の健康づくりの取り組みを進めています。また、JR九州グループ各社においても、健康経営責任者および推進担当部署を定め、JR九州を中心として各社の情報連携を図ることで、グループ全体で取り組みを推進する体制をつくっています。

健康経営における戦略マップ
健康経営で解決したい経営課題を明確にし、健康経営をより効果的かつ効率的に実行するため2024年9月に健康経営における「戦略マップ」を策定しました。

2025年度の重点項目
2025年度の重点実施項目として①特定保健指導の利用、②二次検査受診、③人間ドック受診、④禁煙(減煙)、⑤運動習慣、の定着の5項目を設定しています。この重点実施項目については、年間を通して職場ごとの実施状況および改善状況を把握し、全社に共有しています。
独自の施策
禁煙推進
社員の健康増進及び受動喫煙防止のため、当社では2027年度より職場敷地内(屋内・屋外)にある全ての喫煙所を廃止し全面禁煙とします。また2025年度より段階的な禁煙時間帯を設定し、社員がより健康で働きやすい職場づくりを推進します。
【禁煙サポート施策】
・禁煙補助剤の配置
・禁煙サポートプログラムの費用助成
・卒煙マラソンの実施

予防・早期発見
・二次検査費用助成
定期健康診断において、「要治療」または「要精密検査」等の判定により二次検査の対象となった社員に対し、早期治療・早期発見による重症化予防を目的として、二次検査に係る費用の助成を行っています。(上限5,000円)
・人間ドック費用助成
社員とその家族の健康をサポートすることを目的に、2025年度より会社独自の人間ドック補助制度を新設しました。下記対象者に対し、人間ドック受診費用の助成を行っています。(上限37,000円)
社員 : 年度末年齢20歳以上35歳未満の3歳毎の年齢に該当する者(※1)
配偶者: 年度末年齢35歳以上の者(※2)
※1 35歳以上の社員はJR健保の制度により、年に1回自己負担5,000円で人間ドックを受診できます。
※2 配偶者のうち、JR健保の被扶養者は35歳以上の3歳毎の年齢に当たる年はJR健保の制度対象のため本制度対象外です。