お問い合わせはこちら

ホームさわやかけんぽ記事一覧JR北海道の健康経営 ~健康経営優良法人のご紹介~

JR北海道の健康経営 ~健康経営優良法人のご紹介~

公開日:2023/07/07
更新日:2023/07/07

 「健康経営優良法人2023」に認定された、JR北海道の健康経営をご紹介します!
「健康経営」とは健康長寿社会の実現に向けた取り組みの一つとして、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取り組みを実践する経営です。特に優良な健康経営を実践している法人は健康経営優良法人に認定され、今回JR北海道は初めて認定を受けました!


JR北海道の健康経営

 JR北海道は「JR北海道グループ長期経営ビジョン未来2031」に定める「ありたい姿」の中にある「社員と家族が誇りに思える企業グループ」の実現のためには、社員一人ひとりが仕事に対し、誇りと使命感を持ち、いきいきと業務に従事することが必要であると考えています。そのために、会社として、社員一人ひとりの心身の健康に関する保持・増進のサポートを行い、安心して働くことができる環境づくりを進めています。


JR北海道健康経営宣言

 JR北海道では、社員一人ひとりが心身ともに健康であることが、会社にとって最も大切な「財産」であると位置づけており、社員がいきいきと活躍することが、会社の発展に繋がるものと考えます。
 よって、JR北海道は、社員の幸福を実現するために、社員の健康保持・増進を図るとともに、安心して働き続ける環境づくりに取り組むことを宣言します。
2022年(健康経営元年)
代表取締役社長 綿貫 泰之

JR北海道の健康経営推進体制

 社長を健康経営責任者、総務部担当役員を推進責任者とし、総務部と産業保健部門であるJR札幌病院保健管理部が連携しています。また各職場との連携は箇所長が担い、現場長会議や経営会議の中で、具体的取り組みの内容や進捗、各職場の取り組み状況が職場ごとに数字で報告されています。

重点取り組み項目の設定

 社員の健康状態とこれまでの健康施策の取り組み実績、国やジェイアールグループ健康保険組合が定めている数値目標等を比較したうえで、取り組みの重点項目を次の4点としました。

(1)各種健康リスクの低下に向けた肥満対策の実施
(2)高リスク者に対する重点フォロー
(3)喫煙率の低下
(4)メンタルヘルス対策による心の健康保持・増進


 重点項目については、それぞれ「健康経営を推進する風土づくり」「健康課題の把握・健康知識の習得」「健康状態の保持・増進」の視点で具体的な取り組み内容と数値目標を定め、主管部と産業保健部門との役割分担を明確にしました。


健康経営はじめました

具体的な取り組みの4例

取り組みの土台となる社員7,000人全員と健康相談の実施

 健康相談を受ける機会の確保、社員が自身の健康について振り返りセルフケアができるようになること、重点取り組みを展開していく上で社員一人ひとりとの面談を活用していくことを目的として、2~3年間かけて産業保健スタッフが全社員と健康相談を実施する新たな取り組みを始めました。2021年からスタートし2022年度末で全社員の82%の社員と健康相談を行っています。リモート面談ができるようになったことで、箇所の協力もあり交代制勤務者との健康相談も実施できました。

シェイプアップセミナーの実施

 肥満率が年々上昇している傾向があり、従来行ってきた若年者(40歳未満)に対するシェイプアップセミナーをさらに改良し、「3ヶ月で3項目取り組んで3kg減らす」をキーワードに掲げ、より多くの社員が参加できる仕組みづくりを行いました。その結果、前年度実績から3倍近い人数の参加がありました。特徴は、kencomアプリを活用したセルフプロデュース型のセミナーです。アプリを活用し体重測定が習慣化できたという声もあがっています。


シェイプアップchallenge!!

ウォーキングイベントの新規開催

 ジェイアールグループ健康保険組合が主催する春・秋の歩活に加えて、当社独自の歩活イベントを10月に開催しました。特徴はkencomアプリを活用し体重登録を行った人を表彰対象としたこと、参加は一人からでもよいとしたこと、歩数計を貸し出したこと、多くの参加者が表彰されるよう個人賞や新人賞、特別賞を設けたことなどです。これらの仕組みづくりによって、参加率は回を重ねるごとに増えてきています。


もえぎWALKING2022

喫煙に関する情報提供

 「もくもくタイムス」情報紙の定期発行を行いました。安全衛生委員会へもそのまま使用できるような資料となるように、またそのまま箇所で掲示できることを目的に喫煙者や非喫煙者双方に配慮し作成しました。会社のイントラネット上に情報をのせ、誰でも閲覧できるようになっています。今では現場の担当者や社員から「もくもくタイムス」というワードが出るようになり、少しずつ浸透してきました。


もくもくタイムス令和4年9月号