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健康な駅「加賀温泉駅」を目指して ~加賀温泉駅(JR西日本)~

公開日:2021/09/02
更新日:2021/09/02

 JR西日本 加賀温泉駅は、石川県加賀市にある北陸本線の駅で、社員約15人の職場です。
 社員の業務は「安全」に直結するため、一人ひとりの心身の健康管理は重要な課題です。駅長や係長は、社員の体型について「加賀温泉駅に異動すると、太る傾向にある」と感じており、実際に2018年度定期健康診断の肥満率(BMI25以上)は金沢支社全体平均30%と比較し53%と高い状況です。社員の声を聴くと、食事量やファストフード利用が多いなど食事内容が偏っており、このままでは将来の健康が心配されました。
 そこで、2019年度の当管理駅考動計画の「一人ひとりが自ら健康管理を行う風土の醸成(健康経営の推進)」をうけて、当駅の2019年度の考動計画スローガンを、「健康な駅『加賀温泉駅』を目指して」としました。金沢健康増進センターとも連携し社員の健康をバックアップすることで、駅全体を活性化させ、将来にわたり社員の活躍が期待できるよう取り組みを実施しました。
 具体的には、「食生活」と「運動」にフォーカスし、普段の食生活にあまり気を使っていない社員や、運動習慣の少ない社員が気軽に参加できるような取り組みを実施しました。

食べて学ぶ「ヘルシーバイキング」の開催

 「食生活」については、実際に社員自ら食事を選び、互いの意見交換後に管理栄養士よりアドバイスを受ける「ヘルシーバイキング」を開催しました。このような取り組みにより、2019年定期健康診断結果で、問診票の「栄養バランスを考えて食べる」と回答した社員が1名(2018年度実績)だったところ6名(2019年度実績)に増加しました。


マラソンやウォーキング等の「運動レクリエーション」の開催

 「運動」については、気軽に体を動かしてもらうため、マラソンやウォーキング等のレクリエーションを2019年4月から隔月実施しています。ウォーキングには、観光の要素を取り入れて、みんなで楽しく歩ける企画をして気軽に体を動かす機会を創出しました。レクリエーションを通じて、社員間のコミュニケーションも深めることができました。JR西日本のウオーキングイベント、イコちゃんカップにも全員が参加しています。
 また、使用しない喫煙室に血圧計や体重計を設置し、機器を使って自身のからだの状態を測定することで、運動の効果について社員の理解を深めました。
 日々の取り組みとしても、毎朝行うラジオ体操に着目し、音声だけでなく映像を視聴して体操を行う形式に変更しました。映像を見ながら体操を行うことで、正しく体を動かすことを意識することによって、カロリー消費の向上や労災防止に繋げています。

「健診結果説明会」の開催

 2019年9月~10月の定期健診実施後に、自身の健診結果を見ながら体の状態を確認する説明会を開催しました。

「健康増進通信」の発行

 健康増進に関する取り組みをまとめ、駅内に掲示しています。また、他の駅との勉強会で取り組みを発表したり、社内電子掲示板に取り組みを掲載したりするなど積極的な情報発信に努めています。


健康増進通信の例

さらに深堀り!~現場の皆様にインタビューしました~