さらに深堀り!現場の皆様にインタビューしました(JR九州大分車掌センター)
公開日:2021/08/10
更新日:2021/09/02

睡眠改善委員会はどのようにして立ち上がったのですか?
A.
従来、JR九州内では「眠気が来てからの睡魔対策」は多く存在していたものの、「眠気が来る前の睡魔対策」はあまり見られませんでした。そこで、「睡眠改善インストラクター」の研修で「眠気が来る前の睡魔対策」を学んだ委員会担当助役が、その知見を職場に還元しようと委員会を立ち上げたところ、睡眠に興味をもって集まった乗務員がメンバーとなり、各取り組みを開始しました。

委員会メンバーの方はどのようにして睡眠に関する知識を身につけているのですか?
A.
初めは委員会担当助役から「睡眠改善インストラクター」の講義により基礎知識を習い、その後は委員会内の勉強会で書籍による勉強や睡眠に関するメンバー間での発表を通して知識を深めてきました。また、睡眠に関する知識だけでなく、睡眠の質を低下させる原因に関する知識も日々勉強しています。例えば、睡眠の質が低下している乗務員へのアドバイスにあたって、原因となっている症状(頻尿等)について調査したり、他職場の事例を収集して研究したりするなどして、一人ひとりに合ったアドバイスができるよう知識を身につけています。

アドバイスを行ううえで、苦労していることや工夫していることを教えてください。
A.
睡眠は人それぞれで、全員に同じアドバイスができないところが難しいです。一人ひとりに合ったアドバイスができるよう、日々委員会内で勉強しています。また、アドバイスの際は、朝や夜の過ごし方などで「1つでもいいからこれをやりましょう」といった形で取り組みやすく、継続しやすいようなアドバイスを心がけています。
大分車掌センターの皆様、ありがとうございました!